高知県でIEEE802.11ahを活用した実証実験が始まりました


全国有数の施設園芸地域として、農業の生産性や所得向上を目的に、IoT・AI技術等を利用した営農支援を農業関係者に普及を推進し、さらに、ほ場内の栽培環境や、県全体にわたる農産物個々の出荷データをクラウドに集約・確認できる仕組みを構築し、データに基づく栽培指導の実現などをめざすIoPプロジェクトを推進する高知県において、IEEE802.11ahを活用した取組が2021年9月29日より開始されました。

これまで栽培環境データをクラウドに蓄積するためには、各生産者のほ場ごとに通信環境の準備を行う必要がありコスト面の課題もありましたが、高知県とNTTアグリテクノロジーは、当協議会の協力の下、IEEE802.11ahを活用することで、より安価で効率的な通信方法を実現し、IoPプロジェクトをさらに加速させていくことをめざしています。

協議会はこれまで様々な場所で、IEEE802.11ahの有効性を実証する活動を進めて参りましたが、高知県における農業分野での実証を通じ、より幅広い分野でのIEEE802.11ahの活用事例として情報発信に努め、同企画の普及拡大に努めてまいります。



【参考】自営無線ネットワークを活用した栽培環境データの収集・利活用の取り組み開始について  
高知県ホームページ